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2019 88rising大阪公演レポート

Jan.12

みなさんは「88rising」をご存でしょうか?

 

88risingは、2015年にSean MiyashiroとJaeson Maの二人によって設立された音楽レーベルであり、マネジメント、マーケティング会社と様々な側面を持っている会社です。

その所属アーティストのほとんどが韓国、中国、インドネシアなどのアジア系という異例のレーベルであり、

オーストラリア系日本人のjojiがアジア人で初となる、アメリカHIPHOPヒットチャートで一位になったりと、どうしても「アメリカ人のもの」というイメージの強かったヒップホップシーンで衝撃を与えています。

 

その88risingが東京、大阪のZeppにてライブということで、BOLYメンバーで、大阪公演に行ってきました。

 

Zepp Osaka Baysideに到着。実は、弊社インフィクスのデザインなのです。

渋谷のclub asiaやアメ村のBIG CATも弊社デザインと、音楽シーンを影で支えています。

 

今回、jojiとNIKIの来日を楽しみにしていたファンも多かったかと思いますが、残念ながら直前にキャンセル。

twitterなどを見ると、それについての言及も多いですが、日本のKOHHが追加で発表されました。

 

正直、「日本人客居ないだろ」と思って来ましたが、思っていたよりも周りから日本語が聞こえてきます。

日本人はRich BrianとKOHHを目当ての人が多いのでしょうか。

 

ただ、私の一番のお目当てはHigher Brothersです。

私は2014年から3年ほど中国の上海に住んでいたので、その際に友人経由でHigher brothersの存在を知りました。

 

「成都で四川訛りでDesiignerの「PANDA」をラップしてる中国人グループがいる」

当時は、そんな切り口で教えてもらったと記憶しています。

何が言いたいかというと当時はそんなに有名ではなかったのです。

 

それがあれよあれよと、ビックムーブメントとなり、これはある種の「チャイニーズドリーム」なんじゃないかと思います。

2016年頃に上海の「MAO livehouse」に来るという時はすぐにSold outになり行けなかったので、

今回が初めてとあって楽しみにしていました。

Higher brothersの「PANDA」

 

↑Desiignerの元ネタ「PANDA」

 

思ったよりもガラガラのまま、Don KrezのDJ&MCが始まり、

 

LAのコリアンタウンをベースに活動する(見た目からは想像できない)美声のAUGUST08。

 

その後、日本人ラッパーのKOHHの順番。

KOHHの鬼気迫るパフォーマンスは圧倒的でした。

日本人はもちろんですが、88risingをはじめアジアンラップが世界から注目されるきっかけとなったとも言えるKeith Apeの「It G Ma」では、国籍関係なく盛り上がりました。

 

 

その後、お待ちかねのHigher Brothersの登場。

 

「Made in China」での中国人オーディエンスの盛り上がりはすごかったです。

代表曲のひとつの「wechat」も披露。

 

 

 

メンバーのMASIWEIファンの狂乱っぷりが凄まじい。

ちなみにHigher Brothersの名前の元ネタは家電メーカーHaier(海尔 ハイアール)で、中国語表記は「海尔兄弟」。

ただ、有名になるにつれHaier社からつっこまれたのか、「更高兄弟」に変更になったそう。

Higher Brothersのロゴのキャラクターも日本人には馴染みがないですが、中国国内ではよく目にする「ヤン坊マー坊」的な(?)Haier社のキャラクターのパロディです。

そのフラッグを持ってるファンも見かけました。

 

その後に、Rich Brian。

 

謎の帽子をかぶりながら「Glow Like Dat」「Amen」などを熱唱。

 

最後は88メンバー全員の「Midsummer Madness」で盛り上がりはピークになりました。

 

それにしてもこのビデオいいですよね。

最高の夏としかいいようがないです。

88のフォロワーはこの「男の子たちのグループ感」にも萌えてるんじゃないかと邪推します。

 

 

最近の「中国すごい」論の話になると、キャッシュレスを筆頭としたテクノロジーやハード面の話であり、「ソフト面のカルチャーでは全然日本勝ってるでしょ。アニメとか、ファッションとか」というのが一般的な日本人の考えなのかなと思います。

 

しかし私は、実はそのソフト面も中国を筆頭とする日本以外のアジアがどんどんおもしろくなっていると感じていますし、その顕著なムーブメントが88risingであり、中国やインドネシア、韓国など様々な出自のラッパーがアメリカを舞台に英語を用いて表現しているのが面白くて仕方がありません。

 

ちなみにファッションでいうと今回のライブに来ていた観客(ほぼ中国人、大阪在住の留学生が多いのかなと思います。)は総じてめちゃめちゃおしゃれで、最先端のファッションをしていました。

 

また、公演後に、SNSにupされている前日の東京公演の動画を見ましたが、大阪より確実に観客が多い!

アンテナを立てている人の数と、華人コミュニティの数がやはり東京とは違うのかなぁと感じました。

もちろん大阪も盛り上がりましたし、熱気も大阪の方が高かったとの声もありました。

しかしそれにしても、youtubeの再生回数などを改めて見ると、ホールが埋まらない大阪に、世界とのギャップを感じてしまいました。

 

 

当ホテルは世界各国の方に来て頂きたいと思っていますし、アジアも含めた面白いカルチャーの発信の場でありたいと思っています。

 

再见!

See you!

바이 바이!

👋

 

 

written by 増田 聡
THE BOLY OSAKAディレクター

1990年大阪生まれ
京都精華大学卒業後、東京でIT職。
その後、中国・上海の広告会社を経て、
ホテルプロジェクトに参加。 
Instagram:zengtian2626

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