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INTERVIEW
THE BOLY OSAKAのブログ

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BOLY INTERVIEW

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ホテルの個性を活かす動画制作のススメ丨AW河内×BOLY間宮/大沢 対談

Apr.06

 
2月11日にTHE BOLY OSAKAが公開したガイドムービー(視聴はコチラ)。企画・制作に携わった大阪の映像制作会社AVOTW (株式会社AW) 代表の河内 優氏、そしてTHE BOLY OSAKA GM 間宮、AM 大沢の対談を通して、PR動画公開の狙いから制作過程を振り返ります。
 
 


 
 
大沢:今回AWさんとご一緒できて良かったなと思うところが多々あります。そんなパートナーさんと出会えたきっかけが営業の電話だったっていうのも不思議なご縁だと思っていまして。
 
 
 
▲大沢 隆之(THE BOLY OSAKA アシスタントマネージャー/写真左)大阪生まれ。WEBマーケティング会社にて、アカウントプランナー2年、広報1年を経験。2019年3月のTHE BOLY OSAKAオープン時に入社。
 
 
 
河内:有難うございます。僕たちは映像制作の会社ですが、企業さんのいいところを見つけて、音源から作って世界観を発信するっていう制作の特色があります。
 
そんな中で、受け身ばっかりだと、自分たちの世界が広がらない。大阪には面白い企業さんやサービスがあるので、要はリサーチをしまくってた時期なんですよ。
 
 
 

▲河内 優(株式会社AW 代表 https://avotw.jp/)。⼤阪市北区にオフィスを置く制作会社。映像制作企画において⾳源からプロデュースを⾏い⾼い独⾃性と訴求⼒を追求している。
 
 
河内:ホテルさんとはインバウンド向けの動画制作の実績があったので、ニーズあるだろうなという狙いでご連絡しました。なんですけど、思いの外、その…BOLYさんが異彩を放ってたというか(笑)。
 
 
 
大沢:どこで感じて頂けたんですか?
 
 
 
河内:ホームページ見た時からですね。中之島にちょっと変わったホテルありますよってスタッフに言われて見て。で、今ってライフスタイル系のホテルは増えてきているじゃないですか。
 
綺麗に作られたホテルはあるんですけど、BOLYさんの場合は、空間の作り方や組合わせ方が写真を見る限り他とは違うなとキャッチしまして。ブログやインスタも拝見して、ブランディング完璧やんって。
 
 
 
間宮、大沢:ありがとうございます。
 
 
 
河内:なんというか、他のホテルさんだと、外側だけ綺麗にとるっていうのがやっぱり多いんですね。雰囲気を伝えようみたいな。
 
 
 
間宮:あー。リゾートに行ってホテルの部屋に入ったらテレビから「ようこそ楽園へ」みたいな感じですよね。「極上の体験を〜」みたいな。
 
 

▲間宮 尊(THE BOLY OSAKA ゼネラルマネージャー/写真左)。大阪府堺市生まれ。多摩美術大学への入学を機に上京。卒業後、広告制作会社で4年間プランナーを経験。THE BOLY OSAKAの立ち上げに伴い帰阪。
 
 
間宮:あの映像を、生々しい部屋で見せられて、「もう、ここが楽園か」とか思いながらも、うーーんって思いますね。要は乖離が生まれていて、イメージが先行し過ぎるんですよね。観ていて「なるほど」となるものの違和感も同じくらいあります。
 
 
 
河内:わかります。イメージと現実が乖離するっていう話だとBOLYさんの場合は、空間が綺麗に整っていたので、このまままっすぐ撮ればいいじゃんって思いました。
 
でも話を聞いていると、お客さんを迎え入れる時のこだわりや想いが至る所にあって、そこをしっかり出したいんだと感じました。なので僕もただ単に綺麗に撮影して映像を作るというより、想いや世界観を伝えるっていう考えにシフトしましたね。
 
 
 
「Open door」は最高のフォーマット?オマージュした理由
 
大沢:そこで、僕たちからはVOGUEの「Open door」のオマージュがしたい。という決まったフォーマットで依頼しましたが、やりづらさはありましたか?
 
 
 
河内:いや、特になかったです。VOGUEのYouTubeチャンネルは好きでめっちゃ見てましたし。「Open door」はしっかり音楽が機能してる内容なので、僕たちのやり方にマッチしているんですよ。あの、よくぞお声がけいただきましたという気持ちです(笑)。
 
 

▲世界的なファッションメディア「VOGUE」が配信する「Open door」。華やかな世界で活躍する一流セレブ本人が、こだわりの自宅を紹介する。
 
 
 
大沢:ホテルをオープンした頃から、間宮が「Open door」みたいな映像が欲しいってずっと話していて。
 
 
 
間宮:あれは面白いよね。恥ずかしながら、登場するセレブのことを全く知らんわけですよ。ZEDDは知ってるけど、カリファってだれとか。
 
 
 
河内:あー。それでも見れちゃいますよね。
 
 
 
間宮:そうなんですよ。これはすごいフォーマットやなって。もちろん、セレブが出てきて、凝ったインテリアと豪邸を紹介するだけで見応えがあるんですけど、それだけじゃない。
 
インテリアを紹介するにしても、その人ならではの想いとかストーリーが反映されていたり、こだわりとか、ホスピタリティまで感じられる。そこに引き込まれるんですよね。だから本人のことを知らなくても見れちゃう。
 
 
 
大沢:そう考えるとホテルと親和性が高いフォーマットですよね。
 
 
 
間宮:そうそう。僕のことを知らなくても、その人が主体でいて、嘘臭くなく、真摯に説明するだけで面白いんじゃないかなって。インテリアが好きな人が見てくれるだろうなとか。
 
 
 
河内:なるほど。お話いただいた時に、綺麗に撮るんじゃなくて、結構面白い感じで崩すんだなぁ、って思いましたね。これは良い意味で。
 
 
 
間宮:あー。普通ね、ホテルだしカチッとしますよね。ポケットに手突っ込まないとか、タメ口で話すなんて論外とか。このフォーマットをホテルに持っていくって、普通はしない。だって(見ている人に対して)失礼だもん。
 
 
 
大沢:たしかに。バスローブ着たり、寝転がったり、お風呂入ったり。そう考えるとメチャクチャしてますよね(笑)。
 
 

▲間宮自身がホテルを訪れたゲストを案内するストーリー構成。ホテルの共用部分から、各部屋の設えを紹介していく。
 
 
 
河内:そこは、なんというかBOLYさんだからですよね。
 
 
 
間宮:BOLYの接客スタンスとか、空気感だからできることですね。そこはばっちりハマりました。あと、ホテルに行ったら「動画で喋ってた人がフロントにほんまにおる」って安心感につながると思うんです。あいつや。ってニヤッとなるやないですか。
 
 
 
河内:うんうん。ちょっと安心するかも(笑)。
 
 
 
間宮:あと、河内さんも音楽が機能しているって仰ってましたけど、あの小気味良いインサートとカット割で、10分ていうPR動画にしては長い尺でも見れちゃうのは理想でした。
 
 
 
大沢:僕たちの映像は14分でしたけど、河内さんにBGMを4パターンオリジナルで作っていただいて、それがしっかり機能していて感動しましたね。
 
 
 
河内:有難うございます。結果的に削ぐところがなくて、もりもりになっちゃいましたけど最後まで飽きのこない構成に仕上がったと思ってます。
 
 
 
動画の反響と制作の狙い
 
大沢:動画公開後の反響ですが、再生回数が1,700回以上、高評価数が45以上です。広告もほんの48時間ほどですが出稿しました。
 
*再生回数・高評価数は対談時点での数値です。

 
 

▲画像は2020.4/6時点。Youtube再生画面のキャプチャ。赤枠左に再生回数、右に評価数。
 
 
 
大沢:この数字、プロの目線から見てどうなんでしょう?
 
 
 
河内:低評価ゼロは結構すごいですよ。広告は見せられてしまうので、低評価がつきやすいんです。加えて、エンゲージメント*が高いのは親密度が高いってことじゃないですか。
 
*エンゲージメント:(Youtubeの場合)動画を見たユーザーがアクション(チャンネル登録、高評価…)した割合。
 
 
 
大沢:たしかに…公式サイトからの流入がメインだからか、公開後もコンスタントに高評価がついてるんですよね。そもそも興味持ってくれてる人が見てくれているっていうのもエンゲージメントが高い要因かもしれないです。
 
 
 
河内:面白いな。かなり珍しいと思います。
 
 
 
大沢:ありがとうございます。ただこの時点で再生回数の母数がまだ少ないですし、数字の信憑性はまだまだなので、ちょっと数字以外の反響とかも話したいですね。
 
 
 
間宮:そうね。それでいうと、動画を見てホテルに来てくれた方も実際いるよね。あとは歯ブラシ可愛いねって言ってくれたり、一瞬しか写ってないのに見てくれてるんや!って。あと、一番リアクション多かったのは、アイリーンとコルビジェのくだり。(笑)
 
 

▲ホテル6Fのレセプションに置いている名作インテリア「アイリーン・グレイ(写真左上)」「ル・コルビジェ(写真右上)」を紹介しているシーン。二人の間柄を知っている人にはクスっと笑えるジョーク。詳しく知りたい人は映画「ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ」を見るのがオススメ。
 
 
 
大沢:アイリーン・グレイとル・コルビジェが仲違いしているっていう背景を知ってる、いわゆるインテリア好きとか、建築に明るい層に届いたっていうのは嬉しいですね。インテリア業界で著名な方が動画をSNSで拡散してくださいました。
 
 
 
河内:そこ狙ってた層ですよね?ちょっと感度が高いというか。
 
 
 
間宮:そうですね。やっぱりインテリア好きは、探究心が高い人多いですし、細かいこだわりとかにも気づいてくれる。
 
 
 
大沢:BOLYの魅力を良いって思ってくれる人に届けたかったっていうのは動画制作の一つの目的なので、その点では手応えあります。
 
 
 
間宮:うんうん。それでいうと、ホテルをオープンしてから、写真を見て来てくださったゲストから、思ってたよりもデザイン微妙やったって言われたことがなくて。部屋だけでなく屋上やサロン含めたホテル全体の空気を感じて、写真で見たよりも良いっていう声を下さることが多い。そういう実際に来たゲストと近い感覚を映像で伝えられたのが良かった。
 
 
 
大沢:あともう一つ。“ゲストへの安心提供”も目的の一つでした。
 
 
 
間宮:それが一番だね。5パターンある客室はそれぞれ設えが違う。リバービューか、シティビューか。バスタブはレジデンスタイプにしかないとか。そういう細かい部屋の違いが伝わっていないせいで起きるミスマッチを防ぎたかった。
 
 

▲5種類の部屋の個性や設備の細かな違いを一つ一つ紹介している。わかりやすさを重視して、”KITAHAMA Atelier”といった部屋の名前のキャプションも表示している。
 
 
 
間宮:例えば、シティビューの部屋を、リバービューだと思って予約された方が、当日に部屋に入られてから気づくケースがあります。
 
 
 
大沢:ウェブサイトや予約サイトに細かく書いてますけど、見ないお客さんは見ないですから。
 
 
 
間宮:そうそう。一番やりたくないのは「思ってたのと違う。」というお客さんの訴えに対して「いやいやちゃんとWEBに書いてますよ。」と言うこと。実際、そんなことは言わないんですけど。
 
 
 
河内:なんか、申し訳なくなりますね。お互いよくないというか。
 
 
 
間宮:そう!申し訳なくなる。全然クリエイティブじゃない。
 
だから、お客さんが面白いって思えるコンテンツに、そういう細かい情報も盛り込んで、自然と見て、理解してもいたかったんですよ。それで今回の動画を作りいました。
 
 
 
大沢:動画公開後、公式サイトからの流入が80%ですし、コンスタントに再生回数も伸びて、高評価もついています。
 
 
 
間宮:それが本当に良かった。この動画を一番届けたい人たちは公式サイトに来た人なので、そこでちゃんと見てくれているっていうのが嬉しいです。もちろん、もっと拡散しても嬉しいけど。
 
 
 
大沢:そうですね。「どのホテル行こうかな?」って比較検討している段階で、BOLYの隅々まで見て、好きになって予約する。思っていたのと違うから予約しない。そうやってミスマッチが防げると嬉しいです。
 
 
 
良いものを作るのに欠かせないのは対等なパートナー
 
大沢:僕たちは、今お話したような目的や狙いを持って動画制作に取り組んだわけですが、河内さんもご自身のなかで、一つビジョンを持って僕たちと折衝してくださったじゃないですか。
 
 
 
河内:はい。
 
 
 
大沢:それがすごく嬉しかったです。相手の意志がないと、僕たちは不安になって細かいところまで指示出ししようとしちゃう。そうすると客観視できていないエゴの塊になっていまうんですよね。
 
 
 
河内:あー。ありますあります。自分も言われるがままにやっていた時もありましたね。楽だし、とか言って最終的には楽じゃないんですけど。(笑)
 
 
 
大沢:結局いばらの道に進んじゃいますよね(笑)
 
 
 
河内:やっぱり上流からご一緒に考えさせていただけるっていうのが一番良くて。
 
 

 
 
河内:(BOLYの)想いや方向性を伝えていただいて、僕からもこう思いますよっていうのをしっかり伝えながら、対等な関係で進めれたのが良かったですね。逆に二人もその柔軟な部分がある方なんですよ。
 
 
 
間宮、大沢:なるほど。
 
 
 
河内:どう思います?っていう部分で折り合っていただけたので、非常にやりやすいっていうか、理想的な進め方ではありました。
 
 
 
間宮:僕も作る側だったんですよね。前職の広告制作会社ではプランナーとしてクライアントがいて、制作する立場で。それが今回は依頼する立場だったので、なんか楽しかったです。お互いちゃんと言い合うっていう対等な関係が一番効率いいし、最終的に良いものできるなって思っています。
 
 

 
 
大沢:ほんとに。はじめは何社か見ましょうって言ってたんですよ。
 
 
 
河内:(笑)。
 
 
 
大沢:ただ、最終的にもう判断基準わからなくなって。で間宮から、うちのことめっちゃ好きでいてくれてる会社さんにお願いすれば、絶対良くなると言われ、それで決めました。
 
 
 
間宮:(前職の)制作会社で働いていた時に、クライアントの商品をまず好きになるタイプだったんです。商品を好きにならないと良いアイデアが思いつかない。なので、BOLYのことを好きでいてくれる人と仕事するのがいいよねって感覚的に思いました。
 
 
 
個性を活かすには柔軟なゴール設定が必要
 
 
 
大沢:今回の動画は「Open door」で!とだけ決まって原稿は間宮が作ったものの、その他のディテールを一切詰めなかったです。演出も全く決めずに進めました。
 
 
 
間宮:たしかに、言語化せずに進めた部分がいっぱいあった。
 
 
 
河内:そうですね。最適なものって変化し続けるので、過程のなかでゴールが見えてくることもあるし、そこから必要な情報が見えてくることもあります。だから、動画のフォーマットは決まってましたけど、完成品には柔軟性をもたせられるように取り組むってスタートするときから決めていました
 
 
 
大沢:それにしても、間宮の持っているベストのイメージと、実際に上がってきた映像が大きくずれていなかったんですが、なぜですか?
 
 
 
河内:原稿が作り込まれていたのは一つありますね。やりたいことが明確に伝わってきたというか。あれ作るの大変やったでしょう(笑)。
 
 
 
間宮:そこまで大変じゃなかったですよ。というのも、普段からお客様に部屋を案内しているんで。何回もやってるうちに、案内する順番、何を言うか、という流れが固まってました。それを書き出して、表現を考えただけなので、スムーズに作れましたね。
 
 
 
大沢:てことは、間宮自身が慣れていたのもあって、素材が良かったという(笑)。
 
 
 
間宮:その辺のものすごい自意識過剰さは誰にも負けないよね。めちゃくちゃ自意識過剰だから(笑)。
 
 

 
 
一同:(笑)
 
 
 
河内:(撮影中に)言葉に詰まったりはありましたけど。棒読みではないし。普段どおりの感じを出しつつ、ちょっと照れていたので、キメきっていなかったのが良かったですね。人によってはシラケることもあるでしょうから。
 
 
 
間宮:学生時代に和太鼓とか舞踏をやってて良かった。
 
 
 
河内:そういう間宮さんの人となりもあるでしょうね。僕が身振り手振りの演出を(間宮さんに)細かく依頼していたら、嘘っぽくなってたと思うんですよね。
 
 
 
大沢:ある意味、上手く素材を活かして料理してくださいましたよね。BOLYの周辺環境を入れるという提案もそうでした。
 
 

▲ガイドムービー冒頭に登場する、中之島・北浜の建築物。難波橋のライオン像(写真中央)、重要有形文化財でもある芝川ビル(写真左/右)。他にも動画内では中央公会堂や少名彦名神社などが登場する。
 
 
大沢:ご提案をいただいたときは「Open door」に周りの建物や街を紹介するカットは無いので、要りませんと言っていて。今思い返すとゾッとします(笑)。
 
 
 
河内:この北浜・中之島にあるっていうのがBOLYの良さでもあって。普通に撮るだけでも景色が綺麗だったので入れたかったんです。
 
 
 
間宮:形になるまで不安はあったけど、いろいろと提案をいただいて、BOLYのハード、ソフトどちらも魅力的に見せられる動画に着地したね。
 
 
 
大沢:本当に。冒頭で出た、施設の外側だけ綺麗に撮ったり、イメージが先行したPR動画をよく見かけるという話。あれもBOLYと同じで、成功事例を参考にしていると思うんです。うちもあのカッコいいやつ作りたい!みたいな。
 
 

 
 
大沢:ただ、それと同じものを作ろうとすると、映像と現実に乖離が生まれる。僕たちも途中まで、「Open door」を作ろうとしてたので危なかったわけです(笑)。
 
なので、(成功事例の)着想は真似ても、完成形は柔軟に変えること。そして、ホテルの個性や良さに気づいてく伝えてくれる対等なパートナーが重要なんだと思います。
 
 
 
間宮:そうだよね。世界中のホテルがこういう映像を撮ればいいのに…パクられたい。
 
 
 
大沢:パクられたら一人前ですね(笑)。
 
 
 
ホテル運営だけに留まらない、BOLYの展望
 
大沢:今回の動画で、北浜や中之島の、いわゆる土地の魅力を伝えました。じゃあこの次はBOLYが何をしていくのかという。最後に今後の話をしましょう。
 
 
 
間宮:BOLYで周辺の飲み屋さんとか、オススメスポットをまとめたMAPをつくってるんですけど、まだ不足を感じていて。
 
 

▲THE BOLY OSAKA Original MAP。北浜周辺と大阪圏のカフェやレストラン・バーはもちろん、スーパー玉出などのキワモノも掲載されている。大阪のデザイン事務所 BYTHREE inc. 制作(https://x3-design.com/
 
 
 
間宮:はじめの構想は、予約なかなか取れないお店もBOLY経由なら予約できたり、お店さんが何かサービスしてくれるみたいな、現地の関係性ならではの価値提供がしたかったんです。なので、もっと深い関係を作って、深く紹介したい。それはお店さんもそうだし、人や文化も同じで。
 
 
 
河内:食レポ動画とかどうですか?
 
 
 
間宮:そうですね。例えば、お店に行って「美味しいですね」ってやるのであれば、プロのYoutuberがやったほうが良いコンテンツができると思っています。それをBOLYがやるなら、地場の関係性みたいなものがあったうえで紹介できないと意味がないと思いますね。
 
 
 
大沢:北浜は人も文化も魅力的だけど、まだまだ知られていないことの方が多いので、BOLYがそこを発信しても面白いですね。
 
 
 
間宮:なんなら、北浜の活性化を行政が力入れてやるって時に、チームBOLYとしてやりたい。というのも、「THE BOLY OSAKA」という名前に「ホテル」って入れてないんですよ。これは、今後「THE BOLY OSAKA」というチームで、ホテル以外のプロジェクトをやりたいっていう思いがあるからなんです。
 
 
 
河内:えーもうBOLYファンの僕からすると…(笑)。
 
 
 
間宮、大沢:嬉しいなぁ(笑)。
 
 
 
河内:BOLYは今後もあくまでホテルが軸だと思っていたので驚きというか…。その、僕もインバウンドに興味がありますし、大阪を発展させるビジョンはどの事業者さんも持たれているじゃないですか。
 
そのなかで、BOLYというチームがホテルに留まらないって話にはワクワクする。これからどう形を変えていくんだろう?楽しみです。大阪の未来が詰まっているなと。

 
 
 
大沢:なんか、大阪の人って大阪が好きなんですよね。郷土愛はどの地域にもあると思いますが、大阪の人たちはそれが強かったり、そういう人が多い印象です。
 
 
 
間宮:そやね。ただ伝え方は気をつけないとなっていつも思う。大阪の人は「大阪が一番や!」みたいな自意識がすごいんですよ。めっちゃ良いことなんですけど。
 
 
 
河内、大沢:(笑)。
 
 
 
間宮:なので、「大阪が一番や!」と言うだけじゃなくて、ちゃんと相手に「大阪の良さ」を届けることを意識したいです。
 
 

 
 
大沢:ですね。大阪って「USJ、たこやき、お笑い…」ていうエンタメ担当みたいに切り取られがちなので、今回僕たちが動画で届けたような「かっこいい大阪」もあるよって発信し続けたいと思います。
 
 
 
河内:お二人見てると、なんかすごいグローバルな人材だなと…。海外に行って活躍するのがグローバルというより、日本とか大阪を世界に向けて上手にプレゼンできる人が、グローバルな人間だっていう持論があるんです。お二人はそれに当てはまってるって思います。
 
媚びてなくて、土地の魅力や地元の愛を現代的な感性と合わせて発信しようとしている点が、BOLYの評価というか、この組織だからこその広がりやなと。すごい楽しみだなと再認識しました。
 
 
 
間宮、大沢:これからも頑張ります!!
 
 
 
一同:本日は有難うございました。
 
 

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